アメリカのボーイング社は、2010年末に初の取引先――全日本航空(ANA)に交付すべきボーイングの787型夢まぼろしの旅客機(Dream liner)の引き渡しは、最初に決めた納期より2年間を遅れることを発表した。先日、ボーイング社は、787型の夢まぼろし旅客機は2009年の末に初めて試行飛行を行うことができて、第1陣の旅客機は2010年の第四四半期に納品すると公表した。787型の夢まぼろし旅客機は何度も納期を延ばされたことについて、全日空はこらえきれず不満を言い出した。全日空が告示の中で:”私達は最も安全な飛行機をできるだけ造り出すことが必要であることを分かり、納品の延期は製造上の技術問題を解決するためであると理解するが、初の取引先として、やはり納品する時間を大幅に延期することは、気落ちすることと感じさせられる。”と語った。
ボーイングは2004年4月に夢まぼろし旅客機を作る計画を打ち出して、最初は2008年の上半期に全日空に第一機の飛行機を引き渡すと決めた。しかし生産技術問題が度々起きて、試行飛行の期日は何度も後延ばしして、機体側面の構造を強化して、同時に試験飛行のリスクを減らすために、今年の6月下旬にも第五回目の試験飛行を延期すると発表した。ボーイングの総裁カックナーニーは:”新しいスケジュールは私達に余剰の仕事を完成させる必要な時間を与えて、私たちは全新の旅客機を作り出すことができる。”と公言した。2013年末に、毎月10機のDream liner飛行機を生産できると予想されている。
ヨーロッパのエアバス(Airbus)の激烈な競争に直面しているために、787型の旅客機の成功と失敗はボーイング運命に影響する。ボーイングは、この型の旅客機は同型の旅客機に比べて20%の燃料を減らすことができると宣言した。
最近、いくつかのアメリカ大手企業の業績は好転の兆しが現れた。しかし、多くの市場分析家はこの好転が真の回復ではなくて、それは企業が一生懸命節約して、人員削減して、コストを押さえる結果であると思っている。
先週の一週間、100軒余りの主要大手企業が公表した四半期業績はほとんど市場の予想より良くて、財政危機に陥ったデトロイトの柱――フォード自動車さえ木曜日に市場の予想より高い業績を発表した。各大手企業は予想より高い業績の発表によって、ダウ・ジョーンズ平均株価を木曜日に2.12%上昇して、9000の大台に上った。しかし、その後に発表したダウ・ジョーンズ工業株価平均を構成するアメリカを代表2軒の優良銘柄――マイクロソフトとアメリカン・エキスプレスが公布した業績は市場を失望させて、株価もつられて下落した。
企業は相次いでよい業績の発表について、スタンダード&プアーズインデクスの分析員シルフプラッターは:”あなたは懐疑の態度を抱かなければならない。私達が会ったのはただ表面上の切きれいな報告しかすぎない。”と語った。彼は、主要な企業の第二四半期の売り上げは、今年の第一四半期と比べて確かに回復して、第一四半期の業績は去年同時期と比べて16%下落したが、主要な企業の第2四半期の売上げは去年の同時期と比較して7.1%下がって、下げ幅は縮小して、確かに良いニュースと言えるが、プラスの成長が遂げてなくて、もし今年の第四四半期まで、企業の業績成長幅はまだプラスに転じなければ、大きな問題が現れるかもしれないと指摘した。証券会社RBSグリニッジ・キャピタルのチーフ・エコノミスト――スタンリはもう1つ気になる点を指摘した。彼は、経済後退の時、各企業は大幅にコストと人員を削減して、たとえ業績が蘇っても、就業率がなかなか上がらなくて、失業率がどのように緩和するかが今の一番心配している問題であると指摘した。
だから、多くのアナリストは今期発表した企業成績から今後の成長についてまだ楽観的見方を示していない。雇用の回復兆しが現れなければ、真の企業業績が蘇ったとは言えないだろう。
株式投資でキャピタルゲインを狙うなら、できるだけ安価で株式を買い、できるだけ高価にその株式を売ればよいということになります。そのために現在の株価が低く評価されている株式を購入して、正当に評価されたときに売れば、利益を得ることが出来ることになります。
企業の業績予想なども株価に影響を与えます。業績が向上すると、その企業は大きな利益をあげる可能性が高まりますから、大きな買い要因になるわけです。例えば、赤字決算から黒字決算への転換が予想される企業、あるいは過去最高の利益が予想される企業などの株価は上昇が期待できるでしょう。
現在の株価が割高か割安かを判断するのに会社の利益を基準に他の株式と比較する指標がPER=株価収益率です。企業の利益そのものを比べると、大企業が有利なことは明らかです。そのため1株当たりの利益をまず計算します。これを比較すると、数値が大きいほうが、価値が高いということになります。しかしこれでもその株価が妥当かどうかはわかりません。そこで株価が「1株当たり利益」の何倍になっているかを比較します。これによってその株式の評価が高いか低いかを判断できます。
PERは比較の指標ですから基準となる数値が最初からあるわけではありません。全銘柄のPERの平均値や同業他社との比較で高低を比較するものです。PERは利益を基準にして株価の価値を割り出します。それに対して、経営基盤となる資本金などの株主資本(=自己資本または純資産)を基準にするのがPBR=株価純資産倍数です。株主資本とは、資本金、法定準備金、剰余金を合わせたものをいいます。この株主資本が1株当たりどのくらいかを表したのが、1株当たり株主資本です。この1株当たり株主資本と株価を比較します。株価が1株当たり株主資本に近づくと底値に近づいたといえます。
ROE=株主資本利益率という指標もあります。これは株主資本(=自己資本または純資産)に対する当期税引き後利益の割合です。会社の経営者にとっては企業運営がうまくいっているかどうかが如実に現れる指標です。株主からみると投資資金が上手に使われ、採算がとれているかどうかという指標になります。